ヒザがいたい人ブログ

本、自分自身など

世紀末リーダー伝たけし。

  • 僕が生まれて初めて手にしたマンガ。
  • ドンマイゴン蔵、略してドンゴー。
  • 作者が捕まったときの僕。

 

初めての漫画はわけわかんないギャグマンガでした。

僕が小学生の頃に父親が突然プレゼントしてくれたのが、

世紀末リーダー外伝たけし。

おそらくコンビニのマンガコーナーから適当に買ってきたんだと思う。

特別な日でもなく、息子を喜ばせようという思いだったんだろう。

でも、こういう小さなきっかけが人生に大きな影響を及ぼすんだろうなと思う。

僕の中で面白いマンガのトップ3に入る。

1番と言いたいところだが、躊躇したのでトップ3ということにしとく笑。

 

マンガのタイトルをちゃんと見てほしいのだが、「外伝」である。

 

 

初めて読んだ”たけし”は読み切り含めた短編集だった笑。

当時、短編集なんてのもわかってなかったので、リーダー伝たけし1巻を読んだときはキャラクターが違うなあなんて違和感を持ちながら読んでいた。

周りはドラゴンボールとかスラムダンクとか始まったばかりのワンピースを読んでる人が多かったけど、僕は自信をもってこのマンガを推していた。

 

 

たけしのおかげで笑いを起こしたくなった。笑えることをやりたくなった。

マンガに登場するキャラに憧れるのは自然だと思うんだけど、たけしに憧れを抱くのはやばいかな?笑

たけしの会話中の「〇〇さぁ~」を真似していたのを思い出す。

いま考えたら、田舎臭い喋り方を自ら進んで真似ていたんだな笑。

 

印象に残っているのは支離滅裂なセリフ。

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これとか本当意味わかんなすぎてお腹抱えた笑。

いきなり出てきたキャラクターだし、自己紹介しか記憶にない笑。

 

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5巻の野球対決のシーン。

文句なしだ。とか言っといて、結局全部悪いってふざけすぎだろ笑。

 

こういう感じで、わけわかんないことを真剣な様で言ったり、当たり前にさらっといったりとすることが僕の面白いって感覚に強く影響している。

 

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ゴン蔵のキャラの良さもあって、めちゃくちゃ笑った。

明らかに下手なのに、抜群って言葉で何とかしようとするのが好き。

 

 

たけしを読んでから、周囲に笑いを起こしたくなったのは間違いない。

脈絡もないことを急に言って笑わせたり、たけしが言ってた言葉をそのまま使ってみたり、とにかく真似をした。

つい最近には、「ドンマイゴン蔵、略してドンゴー」ってセリフを名前をリアルの友人に当てはめて使ったぐらいだ。

これ知ってる人いるかなぁ~笑。

知ってたら、二人で爆笑です。すぐに友達になれます。

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初期のゴン蔵。

物語が進むにつれてどんどん目が大きくなって、かわいくなっていきます笑。

 

 

 

しかし、いいところだけではない。

教育上、よくない点がある。

それは言葉の使い方を間違って覚えてしまうところだ。

例えば、

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タイマンって言葉が1対1とは知らなかったので、このまま覚えてしまいました笑。

 

 

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経験を時間以外で答えるってのも真似したけど、ポカンだったので非推奨です。

リットルは無茶苦茶。

 

 

 

このマンガはでたらめなところが面白いので、真に受けて言葉を覚えるのには向いていません笑。

ただ、子供にやたらと受ける”でたらめ”が嫌味なく表現されている気がする。

さっきの野球経験の件なんて、相手を馬鹿にするような言い方だけど的外れすぎて笑いが上回っちゃってるし。

そういうところを真似したおかげで、失礼ギリギリな笑いが失礼となり失敗してしまったこともある。

 

 

 

 

 作者が捕まっちゃってから、、、

お母さんに新聞を見せられても、僕はその記事が理解できなかった。

女子高生?作者?何が悪いのかわからなかった笑。

ただ悪いことをしたというのは、マンガが打ち切られてから感じ取ることができた。

 

僕は作者のあだ名を真似して「〇〇ぶー」と呼ばれるのがうれしかったけど、次第に呼ばれなくなって悲しくなった。

しかも、マンガの続きも読めなくなってどうしようって気持ちになった。

それから、急激にたけし熱が冷めてしまった。

作者の話になっても「あ~女子高生のね!」って感じで悪者扱い。

悪いことをすると、なにもかも悪い方向にいくんだなぁと子供ながらに感じた。

 

 

 

 

”たけし”は思い出の作品だ。

僕にとって面白いものはこれだって気づかせてくれたマンガだ。

思い出すのは面白いセリフや絵だけでなく、悪い行いは行為者の及ぶものすべてを腐らせることも。

子供の頃の出来事だと、心がなにか感じていた記憶があるだけで言葉に表すのが難しいけど、複数の異臭を同時に嗅いで悪い気分になったことは忘れられない。