モテない男子は読んでみよう。サイコろまんちかの冒頭で心ボコボコにされたのは僕だけでないはず。
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サイコろまんちかは心理学を駆使して悩みを解決していくマンガ。
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ロス効果でモテない男子は読んでみよう。
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スクールカーストで苦しんだ経験ある人も読んでみよう。
全3巻、モテない男子は即購入すべき。第1話だけでも読んでみよう。
サイコろまんちかは心理学で高校生の悩みを解決していくギャグマンガだ。
成績イマイチで変わり者の女子高生伊東が心理学研究部を立ち上げ、部員やクラスメイトの悩み、問題を解決していく物語。
伊東は同級生であるもう一人の主人公である阿部に想いを寄せている。
そんな阿部はぱっと見イケメンだが、成績最下層で運動音痴。
初見の印象はいいのに、ガッカリなところが多い男子。
伊東は心理学を駆使して阿部との学生生活を楽しむことを考えながら、色んな人の悩みを心理学要素を混ぜ合わせて解決していくのだが、
心理学は人間関係に及ぶものが多く、これの勉強にとっても役に立つ。
例えば、1巻にはメラビアン効果って言葉がでてくる。
これは態度と発言の矛盾があるときには相手は態度を重視して判断する、というもの。
作中では、ある男子生徒は普段仲良くしている女子生徒とコントができるほど仲が良い。
男子生徒にはその人への想いがあるのだが、2人の仲の良さをからかってくる同級生に「恋愛感情とかないから。。。」と言ってしまった。
寂しそうな表情をした女子生徒に自らが気づいた。
その状況をなんとか振り払いたい気持ちでメラビアン効果を利用しては如何か、というお話だ。
これを解決するために、男子生徒は相手に恥ずかしがりながら「お前のことなんか恋愛対象じゃないからな。。。」と、如何にも下心ありますって感じでこの回は終わる。
結局、男子生徒の演技力が悲惨で何も解決しなかったが笑
こういう展開で心理学の情報を、学生生活を舞台にした具体的事例を挙げながら紹介していくストーリーだ。
ロス効果で損しているのは、自分じゃないかと思った。
僕はイケメンと言われることがある。
調子に乗っているかもしれないが、友達はそう言ってくれる。
しかし、誉めるだけなわけがない。
中身の部分、性格で損しているとも教えてくれる。
これはまさに心理学のロス効果だ。
ツンデレとロス効果について書かれた記事があったので載せておく。
記事中にあるグラフが解りやすい。
写真の印象と現物が違う、と言われたら普通写真の写りのことだと思うだろう。
しかし、僕の場合は見た目の性格と現物の性格が異なるらしい。
有りがたいことに恋愛相談に乗ってくれる友人が僕には何人かいる。
口を揃えて、「見た目と現物とのギャップがお前を損させている」と教えてくれる。
女性の扱いが下手なのだ。
中身は陰キャラなのだ。
確かに僕は男らしい中身をしていないと思う。
倹約家だし、インドア派、慎重でリスクをとらない、お金を稼ぐわけでもなく、リーダー的な振る舞いなんて程遠い。
その癖、カッコつけなところがあって、弱い部分を必死に隠そうとする嫌いがある。
書き起こしてみるとクソ。笑
このマンガは心が痛くなる。
現実を突きつけてくれる。
僕はしっかりと受け止めようと思う。
こんな機会なかなかない。
人間としてカッコよくなりたい。
性格は変えられないと言うけど、デメリットとして働くなら直すべきだ。
直すのに心強い後ろ楯がある。
というのは心理学という科学的な情報があるからだ。
それに従えば、改善方法がわかる。
理系の僕には府に落ちやすい理由だ。
このマンガは悪い例を挙げてから、心理学を紹介し、解決策を講じる順序で話が構成されている。
自分が共感できる悪い例を、自分のことだと自覚するところから始めていきたい。
スクールカーストで苦しんだ僕は加野くんに同情してしまう。。。
個人的に印象深い回がある。
加野くんという人物を中心に繰り広げられる回だ。
彼はスクールカースト最上位の男女グループ5人組の1人だ。
男子はイケメンの人気者とスポーツ万能の人気者。
女子はアイドルっぽいクラス屈指の容姿の2人。
加野くんは彼らの中ではキモキャラ。
扱いが雑になるのはなんとなくわかる。
加野くんが靴ひもを結ぶといっても待ってくれない。。。
注目されようと発言しても波風たたず、次の発言で空回り。。。
正直、見ていて悲しい、辛い。
加野くんは無理しているのだ。
彼は自己不一致を起こしているらしい。
彼の振る舞いはスクールカースト最上位の人気者のそれであって、普通の生徒がやることじゃない。
理想の自分の振る舞いを現実でやるから、周囲の反応が付いてこない。
僕がこれを見て苦しくなった。
加野くんのように振る舞っていたわけではないが、スクールカースト上位のグループにしがみついていた経験があるからだ。
中学時代はいじめや差別が常にあるような生活だった。
苛められたくないとスクールカーストを意識して学校生活を送っていた。
もちろん、その人たちと仲が悪かったわけではない。
しかし、プライベートで遊ぶような関係にはならなかった。
彼らは人をからかったり、子供じみた悪戯をしたりと僕が苛立つような行為で休み時間や放課後を楽しんでいた。
当時の僕に声をかけられるなら、過ごして気持ちいい人を選んで思いっきり楽しむことを勧める。
本当になにも残らない。
苛められるのは怖い。
そんな思いを第一に過ごしたしっぺ返しが友人が少ないことに表れている。
運の悪いことに部活動での同期はいなかったので、クラスメイトが頼みだったのだが、この様だ。
保身だけのために過ごした3年間であった。
そのグループと過ごして成長できた部分はあった。
無茶ぶり耐性や笑わせる技を盗むことができた。
休み時間いっぱいいっぱい一発ギャグや漫談を披露して笑いを生むことに必死だった。
当時放送されたパイロット版だったイロモネアのネタを覚えたり、芸人のネタをもじって披露したり、リアクションを大袈裟にしたり、、、。
ドラゴンボールの天津飯の真似が思いの外ウケたのを思い出す笑。
しかし、そのグループと過ごした自分は人間としてダメだったと思う。
加野くんはモテたいとか脚光を浴びたいなんて欲求がある人物だと思う。
ただ、周囲の認識と自分の評価が乖離しているため、間違った方法で自分を作り上げている。
素直に自分の性格や能力をひけらかすことが彼にとって理想への近道だと思う。
フツメンでトークスキルが低いって設定だが、良いところがあるはずだからそれを武器にして闘って欲しい。
悪いところは闘いながら直していってほしい。
僕の経験からはそう言える。
マンガのキャラに本気のアドバイスを送るぐらい同情してしまう笑。
モテたい人はたくさんいると思う。
そうなりたいなら、自分の性格を自覚することが大事になってくる。
元々人当たりがいい人もいるが、自覚して行動してる人もいる。
生まれつきの能力でなければ、練習して身に付ければ良い。
諦める理由はない。
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今回はお酒を飲んだ後に書いた。
中学生当時を思い出すと心が痛くなった。
たくさん書いたけれど、物足りない感がある。
スカスカな文章だ。
スクールカーストに苦しんだ経験がもう一つぐらいあればなと思った。
いじめ問題、人間関係に苦しんだ経験等を綴った体験記でも読んで引用すると厚みが出るのかななんて感じた。
インプットが圧倒的に足りない自分が見えたので、インプットの時間を作ろうと思う。