【泣ける】グラントリノの感想【頑固オヤジ】
今回はグラントリノを観ての感想を書きます!
この映画もミリオンダラーベイベーみたいに暗い雰囲気かなあと思いましたが、あれほどではありませんでした。
一言でいえば、
「人付き合い下手な頑固オヤジが、人種も年齢も異なる少年と友情を築いた物語」
です!
自分の親と重ね合わせると色々感じることがあったので書いていきます!
文字ばかりですが、読んでくれたら嬉しいです。
主人公のウォルター・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は頑固なオヤジで気難しい性格です。
戦争を経験し、生きて帰った後に自動車メーカーで期間工として勤めあげて今の老後生活に至ります。
この映画はウォルターの妻のお通夜から始まります。
序盤からウォルターの性格の難しさを表すシーンが連続します。例えば、家族から腫れ物扱いされているところです。
僕の父親も気難しい人です。
機嫌が悪くなるスイッチがわからない人です。
映画を観始めたところから父親を頭に浮かべていました。
楽しい場でも表情が険しいのはそっくりでした。
1つでも面白くないところがあれば、全部面白くない。ウォルターと父親は同じだなあと。
でも悪いところだけではなくて、情に厚いところや責任感の強い男らしい側面が見え隠れします。
理髪店での「男の会話とは、、、」とか、自分のせいで傷ついたタオの仇を1人で取りに行くところとか、自分の筋を通すところはかっこいいです。父親も同じなんですが、こういう人の「筋」自体がひねくれてたり、矛盾してたりと疑問に思うところあるんですよね笑
通す力は強いけど、「筋」が真っ直ぐじゃない。みたいな感じです笑。
やり抜く力はすごいのに、、、と惜しい気持ちになります。
この映画を通して、彼の心情の変化は見ていてわかりやすいし不自然に感じませんでした。タオとスーとの関わり方は一目瞭然です。
朝鮮戦争を経験したため、アジアに対する偏見はあったと思います。隣に住んでいるモン続には嫌悪感丸出しでした。
その様子は見ていて腹立つほどです。
モン族の人何もやってないのになんで?と。
そんな関係から、ホームパーティーに誘われたり、タオに仕事を紹介したり、理髪店に連れていったりと積極的に関わるようになります。
最後は息子と同じ扱いになってますから、すごい勢いで絆が強まっています。
頑固な人って、分かりやすいですよね笑。
僕が思うに、ウォルターとタオの関係は間に女性がいたから深くなりました。スーの存在です。
ウォルターは女性のスーに対しては、男性よりも優しい印象でした。
付き合い下手の人は異性との関わりになると、特に下手です笑。
父親の姿が重なりました。女性店員とのやりとりなんて見てられません。
何をそんなにマゴマゴしてんだと笑。
僕も人のこといえませんが笑笑。
スーの粘り強さは頑固オヤジの心を開かせるにはぴったりでした。
ウォルターが煙たがっているのを余所に何度も話しかけます。メンタル強いです。
最初は突き放していたウォルターも次第に会話をするようになります。
頑固オヤジにはこういう性格の女性が合っているのかもしれませんね。
僕の母親は優しい性格で父親の意見を尊重するひとでした。もし自分の考えを突き通す人だったらどうなったんだろと思います。
この映画のレビューを観てみると、ウォルターの最期についてが多いですね。
僕は自分の父親と重ねて思うところがあったので書いてみました。
家族や父親がテーマになってる映画には心揺らされるんですよね。
ヒューマンドラマを観たら、また書こうと思います。
今週も頑張りましょう!
__________________
スマホで記事みるときって、スクロールめんどくさいですよね!
なるべく少ない回数で済むように工夫してみましたが、まだ足りないでしょうか!?
__________________